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2009年9月 1日 19:47
博多三大祭りのひとつ筥崎宮(東区箱崎)の放生会(ほうじょうや)
(9月12日~18日)は、博多に秋の訪れを告げるお祭りである。
博多では「ほうじょうえ」ではなく、なまって「ほうじょうや」。
七百軒もの露店が出て、参道は大勢の参拝客でにぎわいを見せる。
しかし、露店のにぎわいだけが放生会ではない。
そもそも放生会とは「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒める」神事である。
放生会の始まりは諸説あるが、養老6年(722)大分の宇佐神宮で始められ、八幡信仰の広がりとともに、
各地の八幡宮で催されるようになった。
当地、箱崎では「延喜19年(919)に放生会始まる」と京都・建仁寺に記録が残っている。
筥崎宮創建(延長元年)の4年前に始められ、千年以上の歴史をもつ博多でもっとも古いお祭りである。
今年は、二年に一度の「ご神幸」の年。
三基のお神輿に御神体を載せ、白丁姿の氏子約五百人が奉仕し、雅楽の音にあわせて、粛々と境外を練り歩く。
江戸時代には、箱崎浜から博多の大浜(現、下呉服町)にある沖浜恵比須神社まで、
船を使って海上渡御をしていた時期もあったといわれ、筥崎宮は博多とのかかわりが
深かったことがうかがえる。
12日は、「お下り」の行列。お宮を出発し、馬出、吉塚、箱崎を通り、四時間かけて箱崎浜近くの頓宮まで行く。
14日は「お上り」。
頓宮から箱崎の町の細い筋を通りながら本宮に戻る。
このご神幸、最後に頓宮、本宮に走りこむ「駆け込み」は必見だ。
しずしずと行列に参加していた氏子たちがそれぞれの道具を抱え、最後の数百メートルを全力疾走する。
ご神幸は、夕方から夜にかけて行われる。
9月とはいえまだまだ暑い日が続くこの季節、夕涼みがてら放生会のご神幸は、ぜひご覧いただきたい。
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